インドの中南部にある小さな町プッタパルティはサイババを崇拝している人々のメッカである。そこで出会ったナターシャと私は恋仲になり一緒にインドの様々な場所を二ヶ月ほど旅をした。ナターシャの中には常にサイババの存在があり心の中のサイババと常に愛し合っていた。今で言う2.5次元な父親のような存在だった。私達は3人で旅をしているようだった。
日本語以外ほとんど話せない私と日本語が全くわからないナターシャは写真を撮ることが最も大事なコミュニケーションであった。
言葉は通じなくても惹かれ合いお互いに夢中になれたがナターシャと私との関係は結局長くは続かなかった。